フレイルは、早めに徴候を見つけ、適切に予防行動をとることで、
健康な状態に戻ることができます。
フレイルの予防法とは?
フレイル予防に大切なことは、フレイルの3つの柱+α(プラスアルファ)です。
フレイルは、日常生活の習慣を見直すことで予防できます。
栄養:1日3食、色々食べよう
「低栄養」を防ぐため、いろいろな栄養素をバランスよく、しっかり食べることが重要です。
料理やお食事を作る・食べるのが難しくなってきた方は・・・
●市販の総菜やレトルト食品、缶詰、冷凍食品なども活用してみましょう
●栄養バランスや病気に配慮した配食弁当を活用してみましょう
●1食にたくさん食べられない方は間食で栄養補給しましょう
口腔機能:かむ力を守ろう
栄養をとり、筋力を維持するためには、かむ力の維持が必要です。
日頃から噛み応えのあるものを食べることでかむ力を維持できます。
口腔機能の低下が気になってきた方は・・・
●お口の機能を鍛えましょう
(次のお口の運動をやってみましょう)
身体活動:毎日こまめに動こう
買い物や家事、散歩など毎日コツコツ出来る活動を続けて、筋力を維持しましょう。
これから運動に取り組みたい方は・・・
●まずは日頃の活動に「プラス10分間」の活動を追加しましょう
●健康長寿を実現するには、1日「8,000歩(そのうち速歩20分含む)」が目安です。
●動画を参考に、体操・運動をしてみましょう
(山口県)健康やまぐちサポートステーション 動画で見る健康づくり
(https://kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/post_movies/)
社会参加:社会とつながり、交流を楽しもう
趣味活動・地域活動への積極的な参加や友人・家族との交流で、毎日を楽しみましょう。
地域活動や介護予防活動に取り組みたい方は・・・
●お住いの市町で「通いの場」「サロン」「老人クラブ」などを紹介しています。
市町の広報誌やホームページをご覧ください
地域包括支援センターにもご相談ください
●ボランティアの募集サイトもあります
やまぐち社会貢献活動支援ネット あいかさねっと
(https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/)
●シルバー人材センターを活用して、お仕事もできます
山口県シルバー人材センター連合会
(https://webc.sjc.ne.jp/yamaguchikenren/index)
あなたの街のセンター(山口県シルバー人材センター連合会HP内)
(https://webc.sjc.ne.jp/yamaguchikenren/job2_1)
疾病管理:生活習慣病を適切に管理する
「生活習慣病」の悪化は、フレイルの原因となります。
かかりつけ医への受診で持病の治療をし、フレイル予防に良い生活習慣を続けましょう。
「新型コロナウイルス感染症」高齢者として気をつけたいポイント(日本老年医学会)
(https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/citizen/coronavirus.html)
「健康長寿のための生活習慣」
生活習慣病管理にもフレイル予防にもなります!
●栄養
1 炭水化物熱量比を65%以下に
ごはんだけ、麺類だけの食事ではなく、おかずを増やそう
2 タンパク質:1日70g以上(体重60kgとして)
魚、肉、大豆・大豆製品をバランスよく
3 200g以上の野菜・きのこ類(半分は緑黄色野菜)
4 適量の果物
5 ミルク・乳製品を1日ミルク1合相当以上
6 緑茶、コーヒーを1日1杯以上
1日に「何を」「どのくらい」食べたら良いのかについては次のページも参考にしてください。
食事バランスガイド(農林水産省)
(https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/)
●身体活動
最低1日15分あるいは3000歩の歩行
(できれば30分あるいは5000歩の歩行)
週1回以上の運動(できれば週2~3回)・・・歩行でもよい
●社会参加
ボランティア、趣味活動、講演会などの参加、1日1回以上の外出など
東京都健康長寿医療センター研究所健康長寿新ガイドライン策定委員会
健康長寿新ガイドライン エビデンスブックより一部追加